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3/7 プロの論理力! [本]

この間、情熱大陸に出ていた弁護士、荒井裕樹さんの著書。よくよく発行日時を確認すると1年半前の日付であり、おそらく情熱大陸の出演をきっかけに売り上げを盛り返しているのだろう。そういう僕自身も情熱大陸を見て彼の仕事ぶりに感銘を受け、そして彼の著書が出ていることを見つけてこの本を手に取った1人。この本では、彼がどういう人生観でもって弁護士という仕事を選び、どういう考え方で仕事に臨み、そして仕事に臨むに当たってどのような能力や技術を大事にしているかといったことを率直に語っている。実際のケースを用いながら読者を試すような場面もあり、なかなか面白い。世間で活躍するこういう人たちの本を読んで共通に感じることなのだが、仕事の基礎的な部分でロジック(論理力)は大切だとしつつ、最後は、そのロジックをきちんと相手に伝え、納得させる能力がないと仕方ないということ。こういう若い人がこの類の本を出すのはなかなか珍しく、どのような人たちをターゲットにしているのかがいまいち分からなかったが、特にこれから就職活動をする学生、仕事のやり方を覚えつつある若手の社員などにお薦めである。

プロの論理力!―トップ弁護士に学ぶ、相手を納得させる技術

プロの論理力!―トップ弁護士に学ぶ、相手を納得させる技術


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3/4 アマゾン・ベスト500レビュアー [本]

このブログで掲載してきた本のコメントをほぼそのままアマゾンの読者レビューでもアップしてきたところ、1年半くらいでベスト500までランクアップした。最初にレビューを投稿したときは5桁順位だったが、定期的に投稿を続けるうちに、あれよあれよという間に順位が上がった。ただ、徐々に壁が厚くなり、2000位前後から当初の快進撃が鈍ってきた。ようやく半年ほど前にベスト1000レビュアーになり、ハンドルネーム「海援隊」に「ベスト1000レビュアー」という小さな肩書が付いたときの感激は忘れられない。そしてようやく500位を切り、肩書も「ベスト500レビュアー」となった。肩書が付いたからといってアマゾンから何かもらえるわけでもなく、単なる自己満足の世界であるが、なかなかの達成感はある。

ずっとアマゾンに投稿しながら、この順位はどのようにして付けられているのだろうと不思議に思っていたが、単にたくさんの人が「このレビューが参考になった」をクリックしてくれるだけではなく、「参考になった」の数が1つの投稿に集中しなければいけないようである。そして、本によって「参考になった」をクリックしてくれやすい本と、してくれにくい本が明らかにある。ベストセラーの新書の類は、投稿するレビュアーが多く、すぐに自分の投稿が新しい投稿の登場により埋もれてしまい、かつ投稿を判定する評価者も辛口の人が多いせいか、「参考になった」の数も伸び悩む。逆にビジネス書の類は投稿する人がそれほど多くなく、評価者もそんなに辛口でないため、結構「参考になった」の数が伸びる傾向にあるようだ。レビュアーにとって一番おいしいのが家電類。レビューを投稿する人がきわめて少ないのに加え、評価者が大甘なのである。たかがアマゾンの投稿であっても、色々な傾向が見て取れるのでなかなか勉強になる。


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2/23 インテリジェンス 武器なき戦争 [本]

NHKワシントン支局長の手嶋龍一さんと、鈴木宗男事件で外務省のラスプーチンと呼ばれた佐藤優さんのインテリジェンスに関する対談集である。お二方が力説するのが、インフォメーションとインテリジェンスの違い。情報を精査し、裏を取り、周到な分析を加えることで、ようやくインテリジェンスへと昇華し、国家の舵取りをする際の重要な判断材料となり得るのだという。インテリジェンス予備軍自体は8割以上が新聞などの公表情報であるというのにはびっくりだが、要は情報の洪水の中から価値のあるものを一瞬にして嗅ぎ分け、それらをつないで裏にあるストーリーを発見することができる鋭い嗅覚の持ち主がインテリジェンス・オフィサーということになるのだろう。外交の場面に限らず、どの世界でも情報というのは扱う人によって毒にも薬にもなるが、天性の有無に関わらず一定レベルまでは教育によって底上げができるはずであり、お二方が主張するように日本にもきちんとしたインテリジェンス・オフィサーの養成機関とキャリアパスを設けることの重要性について首肯せざるを得なかった。一般人にはなかなかなじみのない世界を勉強することができる良書である。

インテリジェンス 武器なき戦争

インテリジェンス 武器なき戦争


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2/22 メリーゴーランド [本]

荻原浩の「メリーゴーランド」を読んだ。某市役所のダメダメ公務員が第三セクターが経営する赤字垂れ流しの遊園地の担当部署へ異動となり、一躍奮起して遊園地経営の改革に乗り出すというストーリーで、どことなく映画「県庁の星」に通ずるところがある。当然脚色されているのだが、あながち嘘とも言えない市役所内部のものすごい官僚構造の中で主人公が一人闘う姿につい感情移入してしまう。うまく主人公の役所における状況と私生活における状況をうまくシンクロさせながら描写しており、途中飽きることなく一気に最後まで読めてしまう。特に役人であれば共感するところも多いと思われるが、それ以外の人が読んでも楽しめる良作である。

メリーゴーランド

メリーゴーランド


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2/16 ギャングスター・レッスン [本]

いずれ読もうと思っていた垣根涼介の「ギャングスターレッスン」が文庫化されたので渡りに船と呼んでみた。「ヒートアイランド」の続編という位置づけなので、「ヒートアイランド」を読んでからでないと、あまり面白くないかもしれない。クライムノベルなのかハードボイルドなのかジャンルがよく分からないが、題名のとおり、「ヒートアイランド」で主人公だったアキがいっぱしのギャングスターに育っていくまでの過程を書いている。章立てもレッスンの進化に合わせて「裏戸籍」「試走」「実射」「予行演習」「実戦」となっている。それなりに楽しめるが、続編ものの常で、やはり一作目の方が面白かった。なお、この後「サウタージ」という三作目につながっていくが、面白さという点では三作目で盛り返しているのではないか。文庫であればという前提でこの本も買って損はないだろう。

ギャングスター・レッスン

ギャングスター・レッスン

ヒートアイランド

ヒートアイランド

  • 作者: 垣根 涼介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 文庫


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2/14 プロ論。3 [本]

1巻目、2巻目と読んできた経緯もあり、「プロ論。3」を読んだ。仕方のない面はあるのかもしれないが、寄稿している有名人が1巻目、2巻目から知名度という点でレベルダウンしている。中身としてもどうもマンネリ化している部分があり、若者に対して、「あきらめるな」「自分に限界という枠をかけるな」「いずれチャンスはやってくる」というメッセージを繰り返しているだけの感じ。1人あたりのページ数が少ないので、それぞれの人生訓を詳しく書いているだけの余裕がないことも影響しているのだろう。このシリーズを読むのが初めての人であれば、元祖「プロ論。」を読んだほうがよいし、1も2も読んだ人であれば、あえて3を読むほどではないかもしれない(特定の人物の部分を読みたければ立ち読みで十分だろう)。

プロ論。3

プロ論。3


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2/6 最愛 [本]

真保裕一の新刊「最愛」を読んだ。真っ赤な表紙に題名の「最愛」と著者名だけがが黒い明朝体で印刷された印象的なハードカバーである。真保裕一の本はだいたい1年に1冊のペースで出版され、それだけじっくり取材、推敲していることが伺えて好ましいのだが、今回の「最愛」は、ちょっとがっかりな出来。ストーリーとしては、若手小児科医の主人公が、長いこと音信不通だった不遇の人生を送ってきた姉がある事件に巻き込まれて重体であるとの連絡が入るところから始まる。どうして姉が事件に巻き込まれたのか、どうして姉は事件の前日に結婚したのかといった謎について、主人公が姉の人生を辿りながら答えを見つけていく。恋愛小説という位置づけだからだろうか、展開がダラダラとしており、いつもの真保小説のキレもない。ちょっと今回の小説は路線を誤ってしまった感じである。次作は、またハードボイルド系の小説を期待したい。

最愛

最愛


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1/28 リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間 [本]

リッツ・カールトンと言えば、顧客満足度の高いサービスを展開するホテルチェーンとして有名(泊まったことがないので残念ながら間接情報しかない)だが、その日本支社長である高野さんが、リッツ・カールトンがなぜ満足度の高いサービスを提供できるのか、なぜ高いサービス水準を維持できているのかなどといった秘密について、創始者のキャラクター・哲学から始まり、リッツカールトンのミッション、社員の採用基準・選抜方法や人事評価の基準・方法などのシステム的なこと、そして、高野さん自身の経験などを語りながら明らかにしていく。一つ一つは当たり前のことなのだが、そういった当たり前のことを、すべて、きちんと継続的に実行できることがリッツ・カールトンの強さの源泉なのだろう。この本を読んで、ちょっと奮発してリッツ・カールトンに実際に泊まってそのサービスの素晴らしさを実感してみたくなってしまった。

リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間

リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間


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1/25 ダナエ [本]

藤原伊織は僕の好きなハードボイルド作家の一人だが、新刊「ダナエ」が出たのでさっそく買って読んでみた。藤原伊織は長編が多いのだが、この本は短編集。いずれも中年男性が主人公で、彼らの生き様と彼らを取り巻く人間関係を捌く上での様々な心の葛藤を、藤原伊織独特の絶妙なタッチで描写している。ただ、藤原伊織はやはり長編の方が合う作家だと思う。短編だとどうしてもワサワサしてしまい、主人公に感情移入した途端に話が終わってしまう感じ。

ダナエ

ダナエ


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1/19 真夜中のマーチ [本]

奥田英朗の本は、いずれも軽いタッチなので、そんなに難しく考えずに本を読みたい場合に重宝する。この「真夜中のマーチ」も例に漏れずタッチの軽い本で、主人公とその仲間の3人で違法カジノに集まる10億円を狙うというストーリー。10億円を盗むプロセスは、この小説の中ではいわば刺身のツマでしかなく、主人公を含む3人の心理描写、人間関係の描写に重点を置いており、それぞれの登場人物のコンプレックスや人間関係の進展を知るにつけ、犯罪小説にもかかわらず何だかホンワカとした気分にさせられる。読後感がなかなかよかったのが印象的だった。

真夜中のマーチ

真夜中のマーチ


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